ちいさな勇気
本当の言葉がいつしか嘘みたいに聞こえる
くだらない毎日だと嘆いていた若かった僕たち
道端に咲いた綺麗な花にも気付くことなかったね
お互いに気まずい空気だけ吸ってバラバラに帰った午後6時
画面に映る「ごめん」の文字がぼやけてうまく送れない
ちいさな勇気のカケラを集めて心にすくったら
今度は君に届けられるようにこの小さな手を伸ばすから
数え切れない星空何を願えばよかったのだろう
たった2、3秒じゃこの想いは伝えきれない
大人になってから賢く生き抜く知恵をつけたことで
昔見た空も感じてた風も通り過ぎてしまうようになった
疲れてる瞼を閉じてれば少しこみ上げる懐かしい記憶
あいつら今頃どうしてるかなって柄にもなく思ったりしたよ
昔の写真を探して見返したときに知らない笑顔の自分がいてね
夏を知らせる蝉の声 遠くで聞こえる花火の音
どうして今まで気付かなかったんだろうこんなに近くにいたのに
無我夢中で走り出した汗ばむ身体を振りきり
何年経っても同じ木の下で必ず待ってる・・・約束をした
子どものままでもいられない
大人の事情もあるけれどね
それでもまだもう少し忘れたくない
大切な思い出をこの胸に
ちいさな勇気のカケラを集めて心にすくったら
今度は君に届けられるようにこの小さな手を伸ばすから
数え切れない星空何を願えばよかったのだろう
たった2、3秒じゃこの想いは伝えきれない
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