ちいさな勇気

2015年05月19日 21:54

 

 

 

本当の言葉がいつしか嘘みたいに聞こえる

 

くだらない毎日だと嘆いていた若かった僕たち

 

道端に咲いた綺麗な花にも気付くことなかったね

 

お互いに気まずい空気だけ吸ってバラバラに帰った午後6時

 

画面に映る「ごめん」の文字がぼやけてうまく送れない

 

 

 

ちいさな勇気のカケラを集めて心にすくったら

 

今度は君に届けられるようにこの小さな手を伸ばすから

 

数え切れない星空何を願えばよかったのだろう

 

たった2、3秒じゃこの想いは伝えきれない

 

 

 

大人になってから賢く生き抜く知恵をつけたことで

 

昔見た空も感じてた風も通り過ぎてしまうようになった

 

疲れてる瞼を閉じてれば少しこみ上げる懐かしい記憶

 

あいつら今頃どうしてるかなって柄にもなく思ったりしたよ

 

昔の写真を探して見返したときに知らない笑顔の自分がいてね

 

 

 

夏を知らせる蝉の声 遠くで聞こえる花火の音

 

どうして今まで気付かなかったんだろうこんなに近くにいたのに

 

無我夢中で走り出した汗ばむ身体を振りきり

 

何年経っても同じ木の下で必ず待ってる・・・約束をした

 

 

 

子どものままでもいられない

 

大人の事情もあるけれどね

 

それでもまだもう少し忘れたくない

 

大切な思い出をこの胸に

 

 

 

ちいさな勇気のカケラを集めて心にすくったら

 

今度は君に届けられるようにこの小さな手を伸ばすから

 

数え切れない星空何を願えばよかったのだろう

 

たった2、3秒じゃこの想いは伝えきれない

 

 

 

 

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